のどかでゆったりとした南インドの楽園ケーララ。
芸能や文化の宝庫でもあり、豊潤で質の高い伝統芸能が静かに受け継がれている地域です。
私もそんなケーララの芸能に触れる機会が増え、
心の奥底が共鳴するような感覚をたびたび味わうと同時に、
人とのつながりが枝葉のように広がって、とても貴重な体験をさせてもらっています。
先日ケーララの芸能を楽しむ会が催されました。
モヒニヤッタムは岡埜桂子さん。
インドでも一緒に旅をし、踊りのことについて語り合える大切な友だちです。
彼女の踊りはとても優雅で清楚、そして品にあふれていて観ていて心が静かになる。
おととい半年間のインド修行へと旅立った桂子ちゃん。
ひたむきに踊りに向き合うその姿にはとても力づけられます。
クーディヤッタムのデモンストレーションは入野智恵ターラさん。
ナバラサという9つの感情・状態についてのデモンストレーションに惹きこまれ、時に感嘆し。
私も月に1回ほどムドラークラスにお邪魔しているのですが、
その時の一語一句が「語録」を作りたいくらい深い。
無限に広がる踊りの可能性について、胸の奥がキラキラとときめくのです。
そしてなぜか私もティルワッティラカリというフォークダンスを。
みんなで輪になって踊るゆったりとした、でもけっこう複雑なダンス。
バラタナティヤムとは全然違った優雅さややわらかさに包まれて、質の違った心地よさ。
それともうひとつ、最近知り合ったおもしろい人たちについて。
マサラワーラーさんと
井生明さん。
マサラワーラーは「インド料理を作って食べさせる陽気な人たち。」
このざっくりした説明を友だちにも繰り返すここ最近。
こんなにたくさんのおいしいご飯をふるまってくれ、しかもあり得ないくらい陽気なのです。
井生明さんは南インドのカルナーティック音楽という古典音楽を追って
チェンナイに2年半滞在し、この夏帰ってきたという方。写真家さんでもあります。
バラタナティヤムもカルナーティック音楽に乗せて踊られるのです。
知りたいことがいっぱい。
ということで17日はそんなお話が聞け、マサラワーラーのごはんも食べられる
「インド百景」に行ってきます。
最後に、そんなオモシロい方たちとライブができることになりました。
来年の1月14日(土)夕方から、タミルナードゥ州の収穫祭「ポンガル」のお祝いです。
会場もとってもステキな空間、
カフェスローさん。国分寺です。
詳細はまたお知らせしたいと思います。

手食べだよ。おいしいよ。