2009年06月02日

手と足のお化粧

  
バラタナティヤムの舞台では、「アルタ」という染料で手足を赤く染めます。

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赤い丸、私たちは「梅干し」と呼んでいますが、本当は太陽かな。
月や星、蓮の花の絵を描くこともあります。



アルタは植物が原料で、こんなビンに入って売られています。
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アルタには、メヘンディ (インドの女性が、結婚式などのとき、ヘナで手足に模様を描く)
と同じく、吉祥の願いがこめられています。

(マチコ・ラクシュミーさんの本より学びました)


写真はメヘンディ
mehendi3.jpg mehendi.jpg


アルタをぬることで、ムドラー(手の印(イン))も美しく鮮やかに見え、目を惹きます。

mudra.bmp 





アルタはせっけんで洗うとだんだん落ちますが、2〜3日はなんとなくつめの辺りが赤い。
あ〜踊ったんだなぁと余韻にひたれて、またいいのです。


とはいえ、ライブでは時間が追いつかず省略してしまうこと、しばしば。
「やりたいねー」 「ムリだったねー」 を卒業したい三日月 
  
 
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2009年03月09日

衣装の話

 
バラタナティヤムの衣装は、1枚のシルクサリーから作られます。
何箇所もメジャーをとって、自分サイズでテーラーで作ってもらいます。

一体だれが考えたのかと思うくらい、その構造は複雑。
まさに職人技です。


できあがりは、デザインにもよりますが、パンツタイプだとだいたい
ブラウス・パンツ・ダウニ・ベルト・ファンの5つのパーツにわかれていて、
ホックでとめたり、ひもでしばったりしながら着ていきます。

0903costume.jpg 0903costume2.jpg

ちなみに、ブラウスの袖や胴回りは3本くらい縫い目があって、
太っても1本はずせばまた着られるというすぐれもの。


今回ははりきって3着の衣装を作りましたが、
ファンという足につけ、おうぎ型に広がる部分が短く仕上がってしまったので、
今ぼちぼちと直しています。

つけ足す布を買うために、ファンの横幅を測ったら180cmもありました。
美しさのヒミツ、1コ発見。


もとは1枚のサリーの、「あの模様がここに使われたのかー」などと、
見れば見るほどほれぼれ。

もちろんそこはインド、「わ〜ここ適当・・」と笑ってしまうところもそこここに。

 
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2008年11月07日

曲紹介 〜ヴァルナム〜

 
インド舞踊の舞台では、様々な曲が踊られます。

その中でも超大作と言えるのが ヴァルナム
1曲が30分以上のものがほとんどです。

来週のリサイタルでも38分ほどのヴァルナムを踊ります。

とても長いので言うとだいたい驚かれますが、意外となんとかなるものです。

踊っていると、高揚感やふつふつくる喜びにゾワゾワしたり、
力がどこからか湧いてくるのを感じられたりします。


ヴァルナムは、おおざっぱにいうと

  ★ヌリッタ (様々なステップによる踊り) と
  ★アビナヤ (ジェスチャーや手や顔の表情で神話を語る)

の繰り返しで構成されています。

ヌリッタのかたまりのことをジャティーとよびます。


ヌリッタでバシバシ踊ったあと、アビナヤでしっとり落ち着く。

さらにアビナヤの最後は、「タッテミットゥ」といって
上半身はジェスチャー、足は 『タカデミ』 などと(毎回ちがう)リズムを打つ部分があって
ちょっとしたしめくくりと、次へのアップのように感じられるものがあるのです。


ヌリッタアビナヤタッテミットゥヌリッタアビナヤ・・・
と7〜8回繰り返される中で、長めの物語があったり、
後半はスピード感がさらに増したり、味付けがされている・・・のがヴァルナムです。



アビナヤ
は、物語になっている部分もあるけれど、
「この神様は美しく、孔雀にのっています」のように、
主題の神様のようすを表現するだけの部分もあり、日本人には意味がわかりにくい部分もあります。


が、ヌリッタの部分は体の動きなどを楽しみ、

アビナヤでは、表情や手の動きを、最初の説明を思い出したりしながら見ていただければいいのかなぁと思います。

気持ちのよい音楽に揺られて意識が遠のいてしまわれる方もいらっしゃいますが、
それぞれの感じ方をしていただければ〜〜。


15日はムルガン神のヴァルナムを踊ります。

エロじいさんに扮したり、2人の掛け合いのようなものがあったり、
にぎやかな内容になっていますので、お楽しみにー。

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