いわき関の湯


いわき関の湯、とてもいいところです。

いいお湯においしいごはん、太平洋を一望できる景観。


1階のロビーにあるバリ彫刻。これはぜひ実際に見ていただきたい。

これが全体像。バナナ入り。
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もとは1本の巨木。緻密な彫刻がほどこされていて、想像力をかきたてられます。
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楽しかった時間に浸りつつ、ボーっと海を眺めて関の湯を後にしました。
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海側からみた関の湯。関の湯は北茨城よりの、勿来(なこそ)というところにあります。
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舞台をふり返って

 
舞台の前には不安もやってきます。踊っていて頭をよぎることも。

でも今回の舞台は絶対的な安心感に包まれていた。
実は裏では少し、不安やこわさに押し潰されそうにもなったのです。
でも言葉で言葉をねじふせようとすることをやめて、一度頭も心も空っぽにして、
その中に身を置いてみた。

そうしたらすごい力がやってきました。
舞台に立つとホール中に神さまの気配がたちこめているように感じました。
心は静かに歓びに包まれ、体は考えるよりも前に弾かれるように動く。それを感じていました。
自分と空間との境界が薄くなってすべてがとろけて、あたたかな膜に包まれているようでした。


言葉ではうまく言い表せないけれど、今もその感覚を思い出すことができる。
いろんな成分すべてが集まってそんな舞台になりました。

この先に進む力をまたもらいました。

観にきてくださった方、応援してくださった方、どうもありがとうございました。

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photo:Hikaru Ito

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photo:Chiyako Hiramoto

5月のツアー報告

 
5月は地方ツアーに2箇所、濃厚なひと月でした。

いわき。
スパリゾートハワイアンズの舞台をお借りして、インド舞踊を披露してきました。
普段はフラガールやファイヤーダンサーが活躍する神聖な舞台。身が引き締まる思いでした。
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ご一緒したジミー宮下さんとアリフカーン。
音の粒が細胞にしみる。
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翌日は福島で1番津波の被害が大きかった薄磯地区で奉納舞をさせていただきました。
建物の基礎だけが一面に残っており、津波の脅威をまざまざと感じます。
そして多くの住民が亡くなられたそうです。
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ここに住んでいた方は今はそれぞれ別の場所で暮らし、
何か行事があると集まるのだと教えていただきました。
どのようなお気持ちなのか、私の小さな頭では想像が及びませんでした・・・。
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国宝の白水阿弥陀堂に行きましたが、修繕中でした。
でもまわりを散歩するだけでもその穏やかさを感じることができました。
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翌週は、西伊豆で開催されたDance of Shivaへ。
キャンプ場に近付くにつれ何やら空気が変わり、足を踏み入れると異次元でした。
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踊りの神、シヴァ神に見守られているように感じながら踊っていました。
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ねずみに乗ったガネーシャ神

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シヴァ神を表すポーズ

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そしてジミーさんとアリフに再会。すばらしい演奏にエキサイト。
気持ちがゆったりしたり胸がわくわくしたり、音楽の力ってすごい。
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Dance of shivaも夜まですっかり満喫してきました。

すばらしいパフォーマーの方々、そしてティラキタのスタッフさん、お客様、いいエネルギーをいっぱいいただきました。
 

今こんな気持ち


少し前に、公演のご案内をいろいろな方にお送りしました。
季節はさらに移り変わり、今は風のやわらかさが心地いいですね。

今の思いをお便りにしてみたら、頭の中が整理されて、舞台の感覚が体によみがえって、
踊りの持つ力にまた感動したのでした。

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桜の花びらを足もとに、若葉の芽吹きにすがすがしさを感じる頃となりました。
皆さまいかがお過ごしでしょうか。


この度、前回と同じ劇場「座・高円寺」でソロリサイタルを催すこととなりました。

前回のソロリサイタルから約1年半、その間に様々なことがありました。
心が痛む大きな災害、明日への希望が持てないように感じる日々もありました。

それでも踊りは途切れずに私と共にあり、私に力を運んできてくれました。
日々の練習を通して、またヌリッティヤラクシャナ ジャパンの活動で被災地を訪れる中で。
現実はこの小さな頭で考えるのとは違う、確かなたくましさや光を湛えているのだと
感じることもありました。


踊っていて、時には壁にぶつかることもあります。
でもそれとは比べものにならないほどの深いきらめきがいつもこの体に降り注いできます。
そしてそれは不思議なことに、舞台に立ったときに最も強い輝きを放ちはじめる。
その瞬間はすべてがひとつになっているのかもしれません。

6月16日、「舞になる」
皆さまのお越しを心よりお待ちしております。

2012年4月
堀 友紀子
 

クーリヤッタム週間

 
ちょっと日が経ってしまったのですが、2週間ほど前の「クーリヤッタム週間」について。

※クーリヤッタムは世界最古のサンスクリット舞踊劇。過去にも何度か記事にしています。


インドでもお世話になったクーリヤッタムのヴェーヌさんとカピラさんが来日。

インド大使館でのレクチャーと、世阿弥「風姿花伝」講座、ナヴァラサワークショップ、
とにかくいける限り行ってみました。


実りある濃厚な時間。
クーリヤッタムの世界にますます惹かれ、同時に自分の踊りにリンクすることだらけで、
なんというか胸の奥の下の方がじわじわあったかくなるような時間なのです。
そしていろんなことが腑に落ちる。


クーリヤッタムを観ていると時の流れが変わる。

そのすごさは実際に見てもらうのが1番で、言葉ではうまく伝えられないのだけど。


今回はナヴァラサワークショップを受けられたのも大きな収穫でした。

ナヴァラサとは9つの味わい、感情、状態。

愛情、怒り、悲しみ、恐怖、驚き、力強さ、嫌悪、笑い、平安。

その全てを、呼吸を感じながら体験するというものでした。
自分が実際にその状態になって、自分の感覚を味わう。

不思議なことに、最初は過去の体験を思い出したりしてきっかけを作って
その感情に入っていくのだけれど、その感情になってしまうときっかけはもうどうでもよくて
ただその感情がある、という状態になる。

最初は恥ずかしさや戸惑いがあったものの、これはなんとも気持ちのよいことでした。


そしてその後、バラタナティヤムを踊るときもそこで得た感覚を取り入れてみています。
アビナヤという感情表現の部分。

インドのマスターも「feel」とよく言っていたけれど、
その感情を生きれば生きるほど心や体が活性する。
まして題材が神のこと。

清らかさ、バクティ(大いなるものへの親愛)、
時には激しさの中に身を置いて、感情を思い切り放出する。
そうやって身も心も洗濯されていくのかもしれません。
 

Happy Pongal!

 
昔からお祭りがとても好きでした。
お祭り自体よりも、見る人見る人みんなが楽しそう、そんな中に身を置くのが好きでした。


昨日は国分寺のカフェスローでポンガル、
インドタミル地方の収穫祭ポンガルに合わせて、国分寺が南インドになりました。
ちょっと寒かったけど。



マサラワーラーのおいしい南インドミールス食べさせられ放題に、
井生明さんのおもしろトーク、
田中真知さんの癒し系ハピドラム(残念ながら聴けず)、
それから南インドのパーカッション、
ガタム・久野隆昭さん(まっはくん)とモールシン・竹原幸一さんの迫力ライブ。


こんなちょっとマニアックな世界に住んでいる人たちは、
その世界をこよなく愛していて、好きなものに一生懸命、いい顔してます。



いつも実感することですが、今回もたくさんの人のお力添えで楽しい会になりました。


また心の中のほっこりあったかい引き出しが増えた気分。
どうもありがとうございました。

Happy Pongal!


オススメの記事

 
ツイッターで発見してつぶやきもしたのですが、
バレリーナの吉田都さんについての記事がとてもよかったので載せます。

http://www.1101.com/watch/2001-03-20.html

いろいろな人に役立つのではないかなぁと思います。
特に外国の踊りをやっている私たち。
人に感動を与えたいと思って鍛錬を重ねている私たちに。
 
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公演を終えて

 
公演「varna」終了いたしました。
足をお運びくださった方、お力を貸してくださった方、どうもありがとうございました。


インド舞踊は祈りの舞。
ヴァルナムを踊っていると、今の祈りが今そのまま自分に還ってきて、
なんとも言えないあたたかな心地よさに包まれていきます。

「この体に息吹を与えて下さい」
そんな歌詞が胸の奥をズンズンとくすぐります。


踊っている最中にもたくさんのドラマがあって、
嬉しいこと、ドキドキすること、くやしいこと、楽しいこと、笑っちゃうこと、
そんなことが次から次へと。

でもそんなぎゅっと濃縮された時間の中に、大きな幸せと静かな喜びが詰まっています。




最近は今一度基礎をしっかり固めたいという気持ちが強く生まれています。

バラタナティヤムに出会って10年。
決して器用ではない私も、少しずつ少しずつ前へ前へと進ませてもらっています。
それはたくさんの人の支えやご指導があってこそ。
観にきてくださるお客様や友だち、尊敬する先生方、楽しい仲間たち、家族・・・。

そんなご縁にありがたく寄り添いながら、踊る喜びをかみしめながら
この世界・この体に向き合っています。

これからもどうぞよろしくお願い致します。
 
 

福島ライブを終えて

 
2泊3日でいわきに行ってきました。

悲しい話もたくさん聞きました。涙が止められなくなって困ったりもしました。
でも福島の方々の強さと優しさ、あたたかさが心にズンズン響いて、
大きな大きな力をもらって帰って来ました。


今回の福島ツアーは、いつもお世話になっている
ヌリッティアンジャリ舞踊団の黒川妙子さんのお力添えで実現しました。

タブラのアリフカーン氏とシタールのヨシダダイキチ氏も一緒で、
彼らのソウルフルな音楽に包まれながら心と体のアップ。
すでにあたたまった場で踊る、という気持ちのよいものでした。



そして福島の方々。土地ならではの気風なのか、ハートがあったかい。
踊っている間でも大きな拍手をくださり、目の前で大きく頷きながら観て下さる。
にこやかなお顔がたくさん目に飛び込んできて、胸がじんじん熱くなりました。



1日目の夜の会場「冷泉寺」はとても素敵な場所でした。
モダンなデザインでありつつも、荘厳な空気に満ちていて。
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2日目は津波で自分たちの学校が使えず、他の小学校を使っている子どもたちの前で
パフォーマンス。
アッタミ(首を左右に振る)にものすごく反応していてかわいかった!
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元気いっぱいな子どもたちと一緒にインド・タミル地方の民族舞踊を踊りました。

ニュースで少し流れたので、ご紹介。
http://www.nhk.or.jp/fukushima/furusatonews/movie/chapter_0915.html


紙風船と「ピー」と鳴るおもちゃをもらってはしゃぐアリフくん。
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今回は、微力ながら観光で盛り上げようという目的もあり、いわきを少し巡ってきました。

マリンタワー。
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海を見るとなんともいえない複雑な気もちになります。
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水族館「アクアマリン」へも。
夜には、いわきの魚「メヒカリ」に変身。
ヨガをしに行った旅館(避難してきた方が過ごされている)で教わりました。
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4月にうまれた「きぼう」くん。
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不安定な生活を送っている方々が少しでもはやく安心して暮らせるよう、
そして深い悲しみが少しずつでも癒えていくよう、心から祈ります。