「天空に咲く」曲紹介2『ヴァルナム』

6/1堀友紀子ソロ公演 vol.7「天空に咲く」

2曲目にお送りするのはメインアイテムであるヴァルナムです。


ヴァルナムは
身体表現(物語性はなく、身体でリズムを刻む)と、
感情表現(手の印や顔の表情でヒンドゥー神話を語る)が交互に織りなされます。


そして何回か観てくださった方にはお馴染み、30分を超えるアイテムです。

身体表現と感情表現のコントラストが鮮やかで、うねるようにじわじわとこねられていくので、意外と長くは感じないかも?



今回のヴァルナムはヒンドゥー教の三大神の一人、シヴァ神を称える曲です。

シヴァ神というと荒々しい破壊の神というイメージがありますが、
この曲はそんなパワフルさよりもバクティー(神への献身)が際立った振り付けになっています。


そして感情表現の部分でもお話のようになっているところはあまりなく、
シヴァ神の容姿を表現したり、踊る姿が美しいと形容したりが多め。


そうやってシヴァ神を称え、恵みを与えてほしいと祈る気持ちが込められた曲。

私の個人的な思いになりますが、
「どうかこの命に息吹を与えてください。」
「私は切望します。いつその美しい踊りを一目見られるのでしょう。」
「私たちは強くあなたを求めています。どうか姿を現してください。」

といった祈る気持ちは感情移入しやすい。というか踊っているときの気持ちそのものとも言えます。


祈るように踊る中でこの身体にも力がみなぎってくる、そんな曲。



そして身体表現の部分も、小気味よいリズムにのせたラクシュマン先生のおしゃれで伸びやかな振り付けが見所です。


みなさまにもシヴァ神の息吹を感じていただけますように。